その昔、広島には、「
ビガー」という飴がありました。今で言う、ミルキーのような飴菓子。丸いその飴は、紙にくるまれていた。南区皆実町に工場があった。筆者が子供のころ、市内には、ビガーの広告が描かれた、黄色の広電路面電車が走っていた。なんだかその思い出って、懐かしいものです。当時、わたしより年長の方であれば、ビガー飴を食べた人が多いのでは?わたしは、食べたのだろうけれど、その味の思い出はいまいち思い出せない・・・みなさん、ビガー飴に対する思い出ってありますか?
ナガイパンも、懐かしいパン。広島には、ナガイのパンと、ふっくらした赤色の字体の看板がたくさんの店に掲げられていて、ガラスのショーケースの中に、ナガイパンの菓子パンが並べられていた。筆者は、子供のころ、「アポロ」なる半月型の菓子パン(スポンジケーキの中にクリームが挟まれている)をよく食べていた。緑の宇宙飛行士のイラストが印象的。それと、CM。小さい兄弟がフランスパンをちぎってわけるのだが、お兄さんのほうが長くなった・・・それを一口食べて、もう一度長さをそろえて(同じ長さ!)、弟に渡す・・・そんなCMだったような気がする。
ナガイパンは、いまは「フジパン」ブランドのパンを作っている。
子供のころ、慣れ親しんだ、広島限定のお菓子やパンたち・・・記憶からも、どんどん消えていくのだろうか・・・